アーティスト×こどもネットワーク合宿 in さっぽろ「学校×こども×アートの未来予想図を描く」実施レポート

昨年12月に札幌市内で開催した『アーティスト×こどもネットワーク合宿 in さっぽろ「学校×こども×アートの未来予想図を描く」』について、ずいぶん時間が経ってしまったのですが、レポートいたします!

3日間に渡って実施したこの合宿は、本サイトの運営事務局でもある一般社団法人 AIS プランニングが企画・運営する『札幌アーティスト・イン・スクール事業「おとどけアート」』が今年度で10周年を迎えたことを機に、旧トヨタ・子どもとアーティストの出会いネットワーク参加団体や研究者、アーティストなどの個人に呼びかけ実施しました。

1日目は、参加いただいた団体による活動紹介や近況報告を中心に、活動の成果や現状の課題について共有。
北は北海道から南は九州まで6カ所の活動団体による紹介は、それぞれ独自の目的と手法によって胃展開されているため、その成果や課題も様々。

2004年にスタートしたトヨタ・子どもとアーティストの出会い事業でのネットワーク団体が中心だったこともあり、札幌のみならず10年前後の継続的な活動を展開している団体もあれば、すでに活動は終了しているが新たなバックグラウンドを得て過去の実績をうまく活用している団体もあり、それぞれの今後に向けてとても励みになる内容となりました。

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2日目は、札幌での「おとどけアート」活動現場の視察からスタート。
実施場所は、札幌市立山の手小学校。
この現場で捜索活動を行なっているのは彫刻家の川上りえさん。
全国から集まったコーディネーターや研究者、関係者の皆さんと、川上さんとの出会い。
校長先生や、窓口を担当していただいた先生にもご参加いただきインタビューを敢行!
*おとどけアート活動の様子はこちらから↓
https://inschool.exblog.jp/i76/

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川上さんからは、子ども達の存在に翻弄されながらも、アーティストとして学校を拠点とした創作活動を行う意義や難しさを語っていただきました。
北海道で行なっているアーティスト・イン・スクール事業は、アーティストが講師として授業に参画するのではなく、学校の空き教室や余剰スペースをアトリエとして活用し、これまで学校という環境になかった子ども達や先生、地域の方々とアーティストとの新たな交流を生み出すというもの。
そのなんとも北海道らしいおおらかな仕組みに、現場の先生方の反応も加わり、ある種の非日常的な状況がその場に生まれていることに参加者それぞれに感じ取ってもらえるものがあったはず。

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視察を終えて、合宿会場であるさっぽろ天神山アートスタジオ(https://tenjinyamastudio.jp/)に戻った一行。
今回の合宿テーマである「学校×こども×アートの未来予想図を描く」のディスカッションに入りました。
実はここで話されたことの中身は、報告書にまとめ、後日改めてご紹介したいので、ここで詳細の報告はあえて控えます。
ただし、私が感じたのは、現在の子ども達が取り巻く状況が、あまりにも複雑で、私たちコーディネーターに今後何ができるのか、アーティストという存在をどう捉えて行くのか、多種多様な意見が出て大いに盛り上がりました!

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3日目は、合宿のまとめとして今後の取り組みについての共有を中心に、合宿の感想や感じたことをそれぞれの活動にどう反映させて行くかを話し合いました。
意見交換の中では、それぞれに今回の機会で発見したことを自分の活動に引き寄せて新たな視点を生み出そうとする発言が多く、
この合宿の成果を実感しました。

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この合宿を主催し、参加した立場として、次の10年後にどのような未来が待っているのか正直定かではないのですが、しかし、この種の活動がきっかけとなり、学校のあり方そのものが再定義されていくことが、私たちが期待する学校の未来像であり、その未来予想図を共に描いて行くことそのものが、各地で行われている「アーティスト×こども」のであると信じて今後も活動を続けていきたいと強く感じる機会となりました!

まだ時間がかかりますが、ディスカッションを中心とした報告書が発行となりましたら、改めてご案内いたしますのでぜひお楽しみに!!!