鄒素芬 す そふん

現代アート

流動体の遺伝子を持つ客家族として、台湾の「水上人家」に生まれた。
初期の作品は場との対話により 「境界―生命の転化」を発表。

2002年に沖縄の老女との出会いにより場との対話から人との対話へ,「境界―月光流域」を発表。展示が終了後も物語がつづく,それは「物づくりから物語づくり」への移行であった。
2003年に出品したwanakio2003「前島消失事件 」をきっかけに、地域と対話をする作品を発表する。
2004年、AAF「曙小学校消失事件」 を発表。プロジェクトに関わった人々の中に、今も続く多くの物語を浮かび上がらせた。

2006 年にトヨタ「子どもとアーティストとの出会い」 一年0組を発表。 教育現場へアートを介入させるという試みを行う。沖縄在住の外国人だけの学級を作り、小学5年生の児童を先生として誕生させ、異文化接触を通して、表現の手段や伝え方を子どもたち自身で作り出す「美術の力」を体験させた。
2007 年から現在も進行中のプロジェクト「F-36飛行計画」では、異国間の子どもたちが絵手紙を交換し、大人たちが造り上げた様々な境界を乗り越え自分たちの未来を作るというプロジェクトを行った。 
2008年から奈良に移住。「日々の生活がワークショップ」をモットーに,日常生活の中で避けられない障害や摩擦を、あたかも合気道のように受容してベクトルを変え、新たな価値へと転換し相手に返して行く。鄒自身にとって美術とは、異文化間の生活の裏技,人生の攻略法である。

美術を媒介として、他者とを繋ぐ。時間や言語の制約を越えて成立したこれらのプロジェクトによって、美術の新たな可能性を示唆している。

鄒 素 芬 主な活動歴
2009 プロジェクト F-36飛行計画 沖縄県立美術館一週年記念企画展
2008 プロジェクト F-36飛行計画 wanakio2008(沖縄)
2008 プロジェクト 世間遺産旅行社 AAF2008(沖縄)
2007 プロジェクト 鹿港消失事件 彰化
2007 プロジェクト 番婆庄基地ー第二幕 彰化
2007 プロジェクト 檢戯尾 西螺
2006 プロジェクト 1年0組– 若狭発見伝  
        「トヨタ・子どもとアーティストとの出会い」 (沖縄)
2006 プロジェクト 里味発見伝(十勝)
2006 お祝い AAF2006 (沖縄)
2006 パフォーマンス 南北味覚統一キヤベン (札幌)
2006 個展 想家 沖縄ギャラリーラファイエット(沖縄)
2005 パフォーマンス 1+1x1=! Wanakio2005(沖縄)
2005 プロジェクト 曙小学校消失事件 AAF2004(札幌)
2005 プロジェクト 新天地市場常駐計画 (沖縄)
2004 ワークショップ 繋がり AAF2003(東京)
2003 プロジェクト 前島消失事件 wanakio2003(沖縄)
2002 ワークショップ 16年前の展覧会 wanakio2002(沖縄)
2002 沖縄県立芸術大学大学院修了
2002 インスタレーション 境界ー月光流域 (沖縄)
2001 インスタレーション 境界ー生命の転化(沖縄)
2000 インスタレーション 境界(沖縄)
1998 愛知県立芸術大学留学生展(愛知)
1990 旧福武書店(現ベネッセコーポレーション)台北支社入社
1990 国立奈良教育大学卒業
1986 台北音楽コンクール声楽部門優勝

ワークショップの様子はこちら(映像や記録が見れます)